メタルテスター測定事例と測定方法ご紹介
測定事例:純チタン – チタン合金の分別
設定温度:100℃ 増幅レベル:2
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純チタン(2種)
測定値:+6
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チタン合金(3AL2.5V)
測定値:-5
![](https://i0.wp.com/kimura-kinzoku.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/15333ti-100-2.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
チタン合金(22V4AL)
測定値:-1
純チタン-チタン合金の分別は一目で判断可能です。
チタン合金の判別も可能です。
分別で困っている金属がある場合は、サンプルを送ってください。
判別可能かどうかテストし、結果をご報告いたします。(サンプルの往復送料はお客様ご負担でお願いいたします)
ただ、申し訳ございませんが本機の貸し出しは行っておりません。
ご理解のほどお願いいたします。
操作方法
差込プラグを100vコンセントに差し込み、 温度調節器の目盛を標準温度100℃にセットします。
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入力切替つまみを標準目盛1に合わせます。
![](https://i0.wp.com/kimura-kinzoku.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/P1010109.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
電源スイッチをONにして(電源ランプが点燈する)金属接触端子がセットした温度に加熱されるのを待ちます。
電源投入後、安定した設定温度になるまで約5分間待ちます。
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加熱が完了するとヒーターランプが点燈し、測定可能な状態になります。
以後、金属接触端子はサーモスタットによりセットした温度を保ちます。
ヒーターの再通電時にはヒーターランプがいったん消えますが、測定は続行可能です。
![](https://i0.wp.com/kimura-kinzoku.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/0-adj.jpg?resize=440%2C330&ssl=1)
ゼロ調整つまみを操作して起電力測定メーターの指針をゼロに調整します。
![](https://i0.wp.com/kimura-kinzoku.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/determine.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
判別対象物の一点を金属接触クリップではさみ込み、別の一点(材質の 判別をしたい部分)を金属接触端子の先端に接触させます。
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起電力測定メーターの指針を読む。この測定値を、あらかじめ材質の判明している金属材料の測定値と比較して、何の金属であるかを判別します。
特殊な金属の測定方法
起電力測定メーターの指針の動きが小さすぎて測定しにくい金属の場合は、次のいずれかの操作をしてください。
![](https://i0.wp.com/kimura-kinzoku.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/ondo-200.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
サーモスタットの目盛を200℃まで範囲内で標準目盛よりアップさせる
![](https://i0.wp.com/kimura-kinzoku.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/range-change.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
入力切替つまみの目盛を2~4にアップする
起動力測定メーターの指針の動きが大きすぎて測定しにくい金属の場合は、次のいずれかの操作をしてください。
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ゼロ調整つまみを操作して、起動力測定メーターの指針を目盛り-20(指針のふれがマイナス方向の金属の場合は+20)の位置にセットする
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サーモスタットの目盛を、50℃までの範囲内で標準よりダウンさせる
使用上の注意事項
![](https://i0.wp.com/kimura-kinzoku.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/dont-touch.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
WARNING!
火傷にご注意ください。
加熱された金属接触端子の先端は高温になります。
絶対に直接手を触れないでください。
・メッキ仕上のされている金属素材を正確に判別するためには、金属接触端子と接触する部分のメッキ層を前もって剥離してください。
・鉄鋼材では加工率、焼入状態によって起電力が変化するので焼鈍材で比較して下さい。
・測定対象物の塗料や酸化膜はあらかじめ除去してください。
・特殊な合金の中には、材質が異なるにもかかわらず、よく似た熱起電力をもつものがありますのでご注意ください。